島田紳助の笑いの研究論から紐解く経営学。

島田紳助の笑いの研究論から紐解く経営学。

 

目次【本記事の内容】

 

 

第1稿 コンテンツの基本

 

顧客はこちらの技術をしっかり理解できる訳ではない、

 

単純に面白いOR面白くないで判断している。

 

そして、

 

プロと呼ばれる人達は落ちのパターンがだいだい同じである。

(コンテンツの見せ方)

 

得意技を持っていると表現するのがわかりやすいだろう。

 

しかし、8割が同じパターンでも、

 

2割の変化を加える事によって、飽きさせないようにしている

 

これができてプロなのである。

 

変化を加えることができないが、

たまたま1度だけ売れることができた人達。

彼らを一発屋と呼ぶ。

一発屋に次がない理由がコレだ。

 

コンテンツは雪だるま式でなければならない、

 

最初に一番を持ってくるのではなく

 

最後に向かうにつれ、大きくなっていかなければならない。

(ロールアップ式)

 

そしてもっとも大事なのは、

 

顧客を引き込むつもりで取り組むこと。

 

上手じゃなくてもよい、感情が伝わればよい

 

松岡修造のような熱量

 

これがマーケティングの基本である。

 

 

例えばZOZOTOWN前澤社長が100万円落としたんだと話すとしよう

 

この話はまぁ、ありえる話なので人は納得するだろう。

 

しかしただの一般人が100万円を落としたんだと話しても

 

この話は嘘に聞こえてしまうだろう。

 

だたこれでは話が始まらないのである。

 

僕達一般人が顧客から信頼を得るには、

 

ここに感情をくわえるしかない、

 

さらに感情に付け加えて共感しやすい一言も添えると、

 

グッと距離が近くなる。

 

“先日心斎橋を歩いていた時に100万円落としまして、普段は持っていませんよこんな大金、でもこの時は銀行貯金から家の金庫にお金を移そうと思ってまして、最近銀行も信用ならんから。あっそう言えばあの時、心斎橋は人が多いから、ビクビクしながら歩いてましたよ。みんな急ぎ足で歩いてるから全員ひったくりに感じてしまって……”

 

これこそが、起承転結の“起”の始まり。

 

ここから“結”へと導いていくのがマーケティングだ。

 

しかし相談や悩みごと解決のコンテンツの“結”

 

本当の価値ある答えにしてしまうのも実は問題である

 

だって答えを聞くと

 

そのコンテンツにもう必要性はなくなってしまうからだ

 

歌や映画でさえ、続きを匂わせる“じらし”がある。

 

苦労して振り向いてくれた顧客を

 

そう簡単に手離してはいけない

 

 

第2稿 共同経営者・スタッフについて

 

誰かと物事を始める、起業する場合は、

 

必要な相手を探さなければならない。

 

何処に向かうのかを明確にして、

 

あなたが何をしたいのかを理解してくれる、

 

その上でついてきてくれる相手でなければならない

 

社会で戦うには友達ではなく、

 

戦う意思を持っている人 OR 戦闘力のある人

 

そのような人を仲間にするのは勝利するには必要なことだ。

 

第3稿 ターゲットと細分化

 

見たいものを自分で選べる現代は

 

こちらもターゲットを選んで物事を発信した方が効率がよい。

 

99人に見向きもされなくても、

 

1人が興味をもってくれればよいのである。

 

日本の人口は約1億2千万人

 

1%が興味を持ってくれた場合

 

120万人の支持を集めるわけだから。

 

世界だと77億人の1%は7千700万人

 

 

勝てない土俵では戦わない考え方

 

物事には優劣がある、

 

もし明らかに勝てない戦いがある場合は

 

無理して戦う必要はない。

 

戦って負ければ1敗、

 

だか戦わなければ引き分けである。

 

自分が勝てると思った場所で戦えばよい

 

逆に言えば、勝つ事しかしてはいけない

 

王道・スター・悪役・サブ

 

戦い方は行く通りもある、勝てる方法を探そう。

 

という考えもあると、

 

頭の片隅に入れて置いて欲しい

 

しかし大前提で、

 

物事は挑戦しないと始まらない

 

これは、どの成功者も必ず言っている、

 

しかし負けてはいけない局面ってのが、

 

いつか必ずやってくる。

 

そのとき、あなたに勝てる準備がないのなら、

 

引くこと、それもまた勇気だ。

 

ターゲットの選び方

 

ターゲット選びに悩んでしまった際は、

 

自分と1番近い人を(同世代や同姓、職業、思想、などなど)

 

ターゲットにする事が作戦としてある

 

自分が欲しいと思ったものを提供するだけで

 

確実にその層の心をつかめるはずだ。

 

もしあなたが30代の女性ならば、

 

30代の女性が必要としている事に

 

1番気付くはずだからである。

 

第4稿 XとYの分析

 

コンテンツをつくると考えたとき

 

まずは自分が面白いと思うもの中で

 

“これは真似できない“

“なんかできそう”

 

と2つにわける。

 

“なんかできそう”な物をいくつかピックアップし、

 

その中から自分が好きな物・得意な物を見つける。

 

これがX。

 

そして勉強

 

ピックアップしたものを徹底的に研究する、

 

過去から現在まで

 

何が流行り、

どう違い、

これからどう変化していくのか、

 

これがY。

 

 

Xというのは自分に何が出来るのか

【自分の戦力を必死に探す】

 

Yというのは

【その物の時代の変化や流れ】

 

XとYをわかってこそ

 

自分がどんなコンテンツ造るれかにたどり着くことができる。

 

この公式はあなたにしか出せません、

 

なぜならXはあなたの中にあるから。

 

そしてあなたがまだしらない分野でも、

 

Yは半年あれば導きだせる。

(半年本気で取り組めるば、ほとんどのことはプロになれる)

 

 

1%(X)のひらめきと99%(Y)の努力が=天才的な発明。

 

 

成功し続けている人・物は世の中に合わせている。

 

もし勝ち続けたいのであれば

 

時代に合わせて変化しなければならない。

 

これはイギリスの天才学者のダーウインもこう言っている

 

「この世に生き残る生物は、激しい変化にいち早く対応できたもの」

 

 

そしてこの公式は絶対、人に教えてはならない、

 

パクられるからだ

 

能ある鷹は爪を隠すものだ。

 

簡単にバクらせてはいけない。

 

第5稿 才能と努力

 

世の中には成功者のいくつもの

 

書籍や講座がありますが、

 

伝えてくれることは努力の方法だけです。

 

そして書籍を読むことや講座を受講すること

 

そも行為じたいは努力ではありません。

 

そんなものは努力をしている気分させてくれるだけの

 

まやかしでしかありません。

 

覚えておいて下さい。

 

もし本を読むなら、

 

XとYから導きだしたことの、専門書を読みましょう。

 

間違っても“成功の方法”のような本は読まないように。

 

正しい努力に時間を使いましょう。

 

時間だけが誰にも平等なんです、無駄遣いをしないように。

 

 

さて才能についてです、

 

才能をわかりやすく0~5段階にわけます。

 

そして努力にも0~5段階の数値をつけます。

 

才能が5の人が努力を5した場合、最高得点の25です。

 

 

才能が3~4あっても、努力を1しかしていない場合、

 

結果は3~4です。

 

 

さて何を伝えたいのかと言いますと、

 

成功者とは努力をすることが、当たり前にできると言うことです。

 

まるで息をしているように。

 

経営書籍や経営講座をだた受けるだけではない、

 

本当の努力です。

 

 

 

だから才能なんて気にせずに、

 

決めたことに本気で努力してみましょう。

 

本気で努力して失敗ダメだったんなら、

 

あなたには才能がなかったんでしょう。

 

その時は潔く諦めましょう。

 

10年本気で努力して結果が出ないなら、辞めたほういい。

 

人生を棒にふってしまうのはよくありませんから

 

でも本気で努力することができるあなたなら

 

次のチャレンジにはきっと成功するでしょう。

 

しかしこれは本気で努力ができる人の場合です、

 

努力の方法を間違えて、1や2しか出せてないのなら

 

まずは本当の努力をしましょう。

 

もしくは奇跡的に持ってるかも知れない才能を、

 

これまた奇跡的に見つけてしまう、

 

そんな偶然にかけてみますか?

 

努力せずとも成功するかも知れませんね。

 

確率はかなり低いと思いますが……

 

第6稿 努力の教科書

 

島田紳助さんはコンビ結成時に

 

お笑いの教科書をつくったそうです。

 

この教科書が島田紳助の数ある“Y”こと“努力”のうちの1つでしょう。

 

島田紳助が自身がおもしろいと感じた漫才師のネタを

 

すべて紙に書き起こしたそうです。

(まだ録音や録音などが一般的ではない時代なので、カセットテープで録音されていそう)

 

そして、名人言われる漫才師と何が違うが毎晩考えたそうです。

 

すると1分間の【間】の数の違いに気づいたそうです。

 

名人の漫才は20の【間】があったそう、

しかしそれを真似するには、とても一朝一夕では不可能な技術でした。

 

しかし紳助がおもしろいと感じた他の漫才師は、

 

1分間の【間】は明らかに少なかったんです。

 

このことをさらに考え尽くし、気がつきます。

 

【間】が少ない漫才は失敗の確立が下がり、

 

さらに手数があがるので、

 

笑の量が増えることに。

 

技術的には下手とされる漫才、

 

しかしお客さんはそんなことに気がつかない。

 

島田紳助はリズムの早い漫才で勝負することに決めて

 

そのことに全力を尽くしたんです

 

勝利する為に。

 

 

努力とはこう言うことをさします。

 

本を読んだり講座を受けることではありません。

 

 

お笑い芸人は売れないまま何十年も過ごす人が

 

何人もいるそうです。

 

紳助さんが言うには、

 

正しく努力をしていない人間は辞められないそうだ。

 

満足できない結果だったとしても、自分の努力には満足できるように

 

後悔のないチャレンジを。

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